【ENTREPRENEURSHIP × UPDATE】「やりたい」が、そのまま事業になる。AIソロプレナー時代の起業のはじめかた
資金・スキル・人脈・時間。起業を阻んできた壁を、AIは静かに壊し始めている。必要なのは大きな計画ではなく、「これ欲しい」「これ必要じゃん」という小さな衝動だけかもしれない。
家計簿アプリを一人で作り、12年後に経営者となった今も、自宅で個人開発を続ける閑歳孝子氏ほか、実際に事業を作り・育ててきた起業家たちの実話から、AIが起業のはじめかたをどう変えたのかを描く。
登壇者
閑歳 孝子
スピーカー株式会社くふうカンパニー
CSO
独学でプログラミングを学び、2011年に家計簿アプリ「Zaim」を公開。当初は企画・開発・デザイン・運用を一人で担う個人サービスだったが、爆発的な利用増に伴い法人化。1,200万ダウンロードを超える規模へ成長させ、日本の家計管理のDX化をリードした。現在は複数社の経営に携わる傍ら「記録とAI」の可能性を探求。生活ログの自動化や身体性を伴う表現など、新たなテクノロジーの活用を実践している。
木口 佳南
スピーカーソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社にて、AI戦略およびプロジェクト推進に従事。大学ではAI・機械学習を専攻し、脳波やMRIなどの医療データを用いた研究成果が国際ジャーナルに採択された。在学中からAIエンジニア、データサイエンティスト、プロダクトマネージャーとして複数のAIプロダクト開発に携わり、AI関連ビジネスコンテストでは複数回にわたり優勝。ソフトバンクアカデミア15期に選出され、孫正義氏に代表ピッチを実施。2026年度上期未踏アドバンスト事業に採択され、AIを活用した治験支援基盤の事業化にも取り組む。
南條 詩織
スピーカー大手損害保険会社
大手損害保険会社にて約10年間、災害対応や事故防止コンサルティング、個人・企業の国内外の財物損害や賠償責任事故、自然災害に関する保険金支払い・事故対応に従事。現在は海外グループ会社間のシナジー創出やAI活用などの戦略企画・推進を担当。第一子出産後、社内副業制度を活用して防災領域の新規事業開発に挑戦し、社内ビジネスコンテストで優秀賞を受賞。
その後、G’s Academyでプログラミングを学び、田所雅之氏主催の新規事業開発推進者養成ビジネススクール「スタートアップアドバイザーアカデミー」では卒業制作で特別賞を受賞。東京都スタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)の協定事業である、Women AI Initiative Japan主催のアクセラレーションプログラム「RAISE HER」では、防災AIアプリ「もしもクラウド」のプロトタイプを開発し、Google本社で開かれたDemo Day 1位を受賞した。現在はClaude CodeやCodexなどのAIエージェントも活用し、ローンチに向けた開発と、自治体・企業での実証を見据えたPoC設計を進めている。